設計提案事例

ナイロンとエラストマーの2色成形について

Before

バリの発生、材料の融着不足

バリの発生、材料の融着不足

前モデル品の類似相当品で筐体部分をナイロン、グリップ触感部分をエラストマー成形体で成形していました。筐体のサイズが大きいため、筐体を単色成形し、それをインサート成形してグリップ部のエラストマーを2次成形をしていました。しかし次の課題がありました。

課題①
インサート成形をすることで位置にばらつきが起こり、2次エラストマーが設計部位以外に漏れて、バリによる外観性の低下を誘発していました。

課題②
エラストマーがナイロンと融着しておらず、エラストマーが剥がれやすいことが課題でした。
特に、ナイロンに融着するエラストマーは限られており、製品仕様をクリアするためにはナイロンの種類から検討が必要になります。

課題③
課題②に対して既存の購入先から良い提案がない

After

2色成形のデザインプレート型による試作、材料選定

2色成形のデザインプレート型による試作、材料選定

そこで、当社の試作型で材料の組み合わせ試作を行い、外観、融着性、コスト、成形加工性を評価提案をしました。弊社は機能部品でナイロンと融着するエラストマーの成形実績を有しており、ナイロン材料、エラストマー材料の最適な組み合わせを選定することが可能です。また、サイズの大きな筐体でも対応する成形機を保有しており、バリの抑制や外観性の維持・向上につながっています。

【Point】

・ナイロン材料に融着するエラストマーは限られており、顧客の製品仕様に合う材料を選定するには事前の評価が必要でした。過去実績として機能部品でナイロン素材と融着するエラストマーの実績を持っていたため、お客様に満足いただける提案が可能でした。

・筐体サイズが大きい製品でしたが、大型2色成形ができる成形機を弊社は保有していたことで対応が可能でした。
                                                                                                                     ・2色成形試作型を保有しており、材料試作ができ、事前に材料選定を安心して行っていただくことができました。