設計提案事例

2色成形のガス対策

Before

廃棄時の分別に工数がかかっていた

廃棄時の分別に工数がかかっていた

樹脂素材を高温で成形する際に、樹脂が高温で分解されガスが発生してしまいます。
この熱分解ガスはガス焼けやモールドデポジットにより製品の寸法・外観などの品質問題を引き起こし不良率増加の要因となってしまうため、対策が必要です。

単色成形(1次成形)の場合、ガス対策として、コア側のガス逃げピン、エジェクターピン、入れ子ブロックからガス逃げ対策として金型構造に付与する事ができます。
しかしながら、2色成形の場合、2次成形が意匠面となる事が多くあり、エジェクターピンや入れ子を形成する金型構造が1次成形品で覆われているため、密封状態になったりします。

After

素材を樹脂に統合することで廃棄性が向上

対策として、端部へと押し出す様な注入の流れ(樹脂流動、メルトフロー)が望ましいため、可能な限り流動解析なども用いて事前に検討が重要となります。

ゲートまでの間に圧縮空気を作らない工夫や最終充填位置へのガスベント追加、それでも足りない場合、真空引きを考えるなど、状況に応じて適切な対策を実施することで、熱分解ガスによる影響を最低限に抑えた高品質な製造が可能となります。

【Point】

流動解析を用いた事前検証により最適な注入の流れを検討。
製品の形状や、ご要求仕様などに応じて適切な対策を実施。