設計提案事例

2色成形の反り対策

Before

材質ごとの収縮率の違いによる反りの発生

材質ごとの収縮率の違いによる反りの発生

2色成形の反りとは、金型で固化成形された形状(製品)を取り出した後、
設計形状(金型・図面)から反り、変形してしまう現象のことです。
反り、変形は成形不良として見られる一つです。
2色成形の場合、1次材と2次材の収縮率の差が大きければ大きいほど、
反りが発生してしまいます。
そのため、それぞれの収縮率の差を事前に把握した製造をすることが非常に重要になります。
反り、変形を最小限に抑えた設計とすることで、
成形後の反り、変形の矯正といった後工程も必要最低限で済みます。

After

反りを事前に予測する流動解析の実施

反りを事前に予測する流動解析の実施

弊社では2色成形による反りを専用の流動解析技術を用いて、事前検証しています。
流動解析で反りが起こってしまう箇所については、
リブを立てるといった設計変更やガラス素材に変更する材質変更など
様々な提案をすることが可能です。
当社は2色成形品を多数製作してきた実績により培われたノウハウと、
非常に精度の高い流動解析技術を用いることで、
事前の予測・検証が難しい2色成形に関しても反りを加味した設計・提案が可能です。
結果、反りや変形による不良品率の低減につながり、QCDに優れた2色成形品の提供を実現しております。

【Point】

硬質/硬質、硬質/軟質の異材の2色成形の製品実績がございます。
実績・経験によるソリ変形に対する対策案、解析によるシュミレーションの両方からご提案することが可能です。