PP
PPとは
PPはポリプロピレンのことで、軽量で耐久性があり、そして化学的に安定している樹脂のことです。流動性がよく、薄物や複雑な形状物が成形できる点と縦横の成形収縮率の差が小さく、成形後の製品が収縮しない点がメリットとして挙げられます。
用途
自動車:バンパ、フロントグリル
家電製品:冷蔵庫、洗濯機
の
PP 2色成形事例-
デフレクター
- サイズ : -
- 1次材 : PP
- 2次材 : TPO
-
コラムカバー
- サイズ : 310mm × 250mm
- 1次材 : PP
- 2次材 : TPO
-
エアスポイラー
- サイズ : 60㎜×60㎜×750㎜
- 1次材 : PP
- 2次材 : TPO
-
MAT
- サイズ : 100㎜×150㎜×200㎜
- 1次材 : PP
- 2次材 : TPO
-
フードヒンジ
- サイズ : 150㎜×150㎜×400㎜
- 1次材 : PP
- 2次材 : TPO
-
掃除機用タイヤ
- サイズ : 20㎜×φ200
- 1次材 : PP
- 2次材 : TPO
-
メーターフード
- サイズ : 200㎜×300㎜×450㎜
- 1次材 : PP
- 2次材 : TPO
が対応出来る
PPと2次材の組み合わせPP×TPO(オレフィン系エラストマー)
PPを構造体として、比較的にエラストマ0-の中では圧縮永久ひずみに優れたTPOとの組み合わせはTPOをシールパッキン用途として使用されるケースが多くあります。ゴムやスポンジ代替としてTPOとPPの2色成形は、後工程でゴム、スポンジを張り付ける工程よりは製造コストを抑えることができます。昨今の環境課題から、部品のリサイクルの観点で、ゴム、スポンジとPP構造物との張り合わせには粘着テープが多く使用されますが、部品回収時において、不要な部位が残ります。PPとTPOの2色成形の場合、類似材料通しであるため、リサイクルしやすいという効果もあります。また、PPのTPOの2層成形はTPO軟質にシボを付与する事で触感性、意匠性の高い成形体が製造する事が可能となります。
PP×PP
汎用性の高いPP同士の2色成形として、色違いによる加飾品の一体成形体が可能となります。